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オムツがない!幼児連れ海外旅行でまさかのロストバゲージ【対処法と体験談】

海外旅行で頻繁に起こるというロストバゲージ。そう、空港で預けた荷物を紛失されてしまったという話、よく聞きますよね。とは言っても、実際に経験された方もそこまで多くはないんじゃないでしょうか。

私も今までに15か国ほど旅行してきましたが、トルコ旅行のときに初めて体験しました

ロストバゲージの初体験が、まさか幼児連れの海外旅行で起こってしまうとは…しかも当時の娘はまだオムツが取れていなかったのです。
Turkey
異国の地で、オムツがない、服もない、充電器もない、手荷物しかない…という最悪の状況下で、しかも幼児がいる状態で、てんやわんや…。

ロストバゲージが起こってしまったときはどのように対処すればいいかについてまとめました。また、私たちの実際のエピソードもご紹介していきます。

どんなときにロストバゲージが起こるの?

ロストバゲージは、次のときに発生しやすいようです。

  • 荷物の積み忘れ
  • 荷物の積み間違い
  • チェックインの時のタグ付け間違い

なかなか自分で防ぎようがない部分ですが、特に乗り継ぎの際などによく発生するようです。私たちのトルコ旅行でも、トルコ→ドバイ→イスタンブールカイセリと、かなり乗り継ぎが多かったです。

ロストバゲージにあった時の流れと対処法

旅先でロストバゲージしたとき、どうしたらいいか慌てますよね。私自身、初めてのことだったので、正直少しパニックになりました。。

楽しい旅行を続けるために、どのような流れで対処すればいいのかまとめてみました。

1. 航空会社のスタッフに伝える

まずは、航空会社のスタッフに「手荷物受領証」を見せて、荷物が出てこないことを伝えましょう。

「手荷物受領証」というのは、荷物を預けるときにもらう、バーコードが付いてるシールのことだよ。荷物を受け取って中身を確認するまでは絶対なくさないようにね。

「手荷物受領証」を元に、行方不明のスーツケースがどこにあるかをチェックしてくれます。この時、すぐに荷物がどこにあるのかが分かればいいのですが、発見までしばらく時間がかかることもあります。

2. 手荷物紛失証明書に必要事項を記入

手荷物紛失証明書(PIR :Property Irregularity Report)という書類に、次の必要事項に記入します。

  • 紛失したスーツケースの特徴(色や形、ブランドなど)
  • 見つかったときの届け先

私のスーツケースどんなんだったっけ…

という方も結構多いのではないでしょうか。

出発時の記念写真ついでにスーツケースも一緒に写す習慣をつけておくと何かあったときに安心だよ。

また、滞在先のホテル名・住所・電話番号もリスト化しておくと、スムーズです!

特に注意したいのが、宿泊場所を移動するスケジュールのある方や、数日で帰国予定の方。いつ見つかるかわからないため、どの時点で発見されてもスムーズに滞在先に届けてもらえるよう、旅程と合わせて記載しておくのがベストです。

手荷物紛失証明書の控えは荷物が見つかるまで、大切に保管してくださいね。

3. 随時航空会社に状況の確認連絡する

あとは、荷物が届くまで待つしかありません。

移動が多い場合などは、できれば荷物が届くまで、ホテルなどから航空会社へ状況を随時確認しておくことをおすすめします。

私たちはカイセリからイスタンブールに戻る予定だったので、イスタンブールで荷物を受け取るはずが、イスタンブール空港についたときには、今荷物はカイセリにあるよ。と言われ、受け取りが更に1日遅れました。。

そんなことにならないように、随時航空会社へ確認しておきましょう。PIRに記載されている番号で、航空会社のホームページから状況確認することもできます。航空会社によって異なるので、できない場合はホテルの人に事情を説明して電話してもらいましょう。

保障はあるの?

どういった保障があるかは航空会社によって異なります。私たちが利用したエミレーツ航空では、歯ブラシ・歯磨き粉・石鹸・シャンプーなどの必須品目を購入した代金は補償してくれる制度がありました。

海外旅行の保険にもロストバゲージの補償が含まれている場合が多いです。ただし、無条件で補償してくれるわけではないので、保険を検討する際に内容について確認しておきましょう。

補償制度を把握していなかったので私たちは損しちゃいました…。補償範囲は事前に確認して、生活必需品などを購入した時のレシートなどはまとめて残しておきましょう。

私たちの荷物はどこへ?!

私たちが経験したトルコ旅行でのロストバゲージのエピソードについてご紹介したいと思います。

トルコへは、ドバイ経由で行きました。

深夜23:45に日本を飛び立ち、早朝の4:50ドバイに到着。ドバイでは、朝食を食べ、空港のキッズゾーンで遊びました。

少し脱線しますが…ドバイのプレイパーク
広くて走り回れて、オムツ変え室もあり、幼児連れの海外旅行にはドバイ経由めちゃくちゃおすすめです。

Dubai_airport_kids zone

キッズゾーンの前にはオープンカフェがあったよ。遊んでいる子供たちを見守りながらマッタリできるのも、親としては嬉しいポイント♪

そして、昼前の11:20にドバイから、トルコのイスタンブール。17:40到着。

さらに、イスタンブールからカッパドキアのあるカイセリ空港へ飛行機で向かいました。

カイセリに到着したのは夕方の18:40。それまで行った子連れ旅行の中で、一番長いフライトでした。

飛行機の間は、娘はほとんど眠っていたので、それほど大変ではありませんでした。

しっかり寝て、力が有り余っていたのか、空港に到着したら、元気いっぱい走り回っていました。心配していた長いフライトを乗り越え、ほっと安心しながら荷物を待つ私たち

しかし、、

………。

待てど暮らせど、私たちの荷物が流れてこない

荷物を乗せてくるレーンが停止する……

……え…終わり?

乗客は誰もいなくなり、残っているのは私たちだけ

航空会社のスタッフもいなくなりそうだったので、慌てて、呼び止め、「私たちの荷物が届いていない」と伝える。

「そんなはずはない、全て荷物は出したよ」とスタッフ。

Turkey_airport
とりあえず、係員室に行って、状況を確認してもらうことになりました。

…30分程経過。。どうやら、なかなか揉めているっぽい…。

この深刻な状況下で、笑顔で走り回る娘…。
(ちなみに、手に持っているのは、カタール航空の飛行機内でもらったブランケット入りのぬいぐるみ。)
Turkey_airport

娘がグズグズになっていないことが、唯一の救いでした。

さらに、15分程経過し、主人が戻ってきました。

スタッフの説明では、なんと荷物は、経由地のイスタンブールにあるとのこと。

「もぉ〜!! どうしてくれるん…」

ムカムカと怒りながら、預けた荷物の「手荷物受領証」をよく見てみると‥

荷物の到着地がイスタンブールに。。。?

…ん?!
……んん?!!

まさか…

よくよく考えてみると…

私、出発地の関空で、Eチケットをイスタンブールまでしか渡してなかったのです!!! イスタンブールカイセリまでは国内線だったので、分けて渡してしまっていました。

…完全に、、私のミス!!

航空会社は悪くありませんでした‥本当ごめんなさい。。

その日の便は全て終了しており、空港で待っていても今日中に受け取ることができないため、とりあえずそのままホテルまで向かうことになりました。。

旅行に必要な荷物がない!どう対処する?

手荷物にあるのは、子供の非常食用おやつ、残り3枚のオムツとお尻拭き、カーディガンやライトダウンなどの軽い防寒着、バッテリー残量少な目のカメラ…。ほとんどの荷物はスーツケースの中

前途多難なトルコ旅行が始まりました。

最大の問題!オムツをどうする?

当時の娘は、まだオムツが外れておらず、預けたスーツケースの中には大量のオムツを入れていました。

荷物は、早くても届くのは、3日後とのこと。その間、娘のオムツをどうするかが最大の問題でした。

夜はバスタオルなどをベッドの上に引くなどして対処すればいいか、と思いましたが、

日中、オムツなしでは過ごせません。しかし、オムツの残量…たったの3枚

ん〜…どうしよう‥トイトレ本気で頑張っとけば良かった…(今更)

とりあえず、閉店間際のスーパーに駆け込み、オムツを探しました!

良かった!ありましたありました!

しかも、安心のパンパース!助かった〜!
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でも、同じパンパースでもトルコのものは、香料のニオイがきつかったです。そして、大きなサイズでもパンツタイプではなく、テープタイプ

そういえば、以前にユ〇・チャー〇で企画してる大学の先輩が

国によって好みや文化も違うから、その国のニーズを調査して、同じ商品でも仕様を変えているんだよ~

って、話していた事を思い出しました。

日本では赤ちゃん用品は基本的に無臭の製品ばかりですよね。トルコでは、お尻拭きもニオイ付きだったので、きっとニオイがある方が好まれるんだろうな、と文化の違いを感じたひとコマでした。

オムツ文化の違いも、子連れでロストバゲージしてなかったら実感することがなかったんだろうなと思います。

カメラが充電できない

写真好きの私は、常にカメラを構え、娘や景色や食べ物を撮りまくります。

特に旅行先では、思い出すべてを写真に残したい派。

しかし、、

カメラやスマホ充電器は、全てスーツケースの中

やばい…このまま充電が切れては、写真が撮れなくなる‥

しかも、行きの空港や飛行機の中で、結構パシャパシャ写真を撮ってしまっていたので、すでに1つの充電池は残量少なめ…

最大のピンチ‥

おそらくきっと二度と来れないであろうトルコ…
なんとしてもカッパドキアやパムッカレは、絶対に写真におさめたい!

あるのは、

  • スマホ2台 (私と主人の分)
  • デジカメ1台
  • デジカメ用バッテリー2個(1個は、ほぼゼロ)

のみ。

スマホの充電器は、何とかスーパーで見つかりましたが、コンデジの充電器は見つかりませんでした。。

購入した充電器、結構高額だったのに、全然バッテリーがたまらない!!

ということで、次の対策を考えました。

  • デジカメは、絶対外せないシーン用のみに使用する
  • スマホ1台は常に機内モードでカメラ専用
  • スマホもう1台は電源オフ。(予備カメラ用)

機内モードだとバッテリーの減りが少ないよね。

これで何とか思い出を写真に収めることができました! 子連れ旅行ということもあり、事前にしっかりリサーチしていたので、現地でスマホで検索するようなこともなかったことも功を奏しました。

ホテルにつく頃には、もう夜遅くなっていて、娘は爆睡…ほんとお疲れ様。ちなみに、この洞窟ホテルも格安でとても良かったので、また後日ご紹介したいと思います。
turkey_hotel

服がない

もちろん洗剤・物干し用ロープ・ハンガー・洗濯ばさみ等も全てスーツケースの中。


下着と娘のTシャツだけ、ホテルにあるボディソープなどで、手洗いし部屋干し。それ以外は、毎日同じ服…。

(せっかくトルコ旅行用に娘の可愛い服も買ったのにな~…)

ちなみに、カッパドキアは日中ものすごい暑いですが、朝と夜はぐっと冷え込みます。手荷物に空港が寒いとき用に、念のため入れていたライトダウンや長袖などで、何とか耐えしのぐことができました。

娘、まさかの裸になる

あと一つの問題は水着がなかったこと。パムッカレでは、水着が必須だったので、現地で水着を調達することに。

大人用の水着はあったのですが、さすがに日本の3歳児サイズの水着は売っておらず…代わりに、Tシャツを購入して、オムツ+Tシャツで行くことになりました。

Turkey

最初のうちはTシャツをまくり上げながら、歩いていたのですが、徐々にTシャツやオムツが濡れてきて気持ち悪くなってきたようで…

Tシャツを脱ぎ…オムツも脱ぎ捨て…

遂には、、すっぽんぽん

一応、人がいるところでは、ストールで巻いて隠すようにしていましたが、それでも嫌がって外す…
Turkey

やっぱり水着は必須でした…。

個人的には天使が水辺で遊んでいるような写真がいっぱい撮れたのは、嬉しかったですが。大人がやったら公然わいせつ罪で捕まりますね。他の観光客に娘の全裸が撮影されていないことを願うばかりです…。(ごっついカメラ抱えた人に撮ってもいいかと聞かれたときは、さすがに断りました。。)

また、カッパドキアなどでは、焼かない日焼け止めではなく、肌をこんがり綺麗に焼くためのサンオイルしか売っていませんでした。パムッカレにきて、ようやく日焼け止めもゲットしました。

このときに出来たシミがあるかもと思うと、ゾッとします…

旅先でロストバゲージしたら

もし旅先でロストバゲージが起こってしまった場合は、次の4つをおさえておけば安心です。

  • 事前にロストバゲージ時の航空会社や海外保険の補償について確認しておく
  • 航空会社のスタッフに伝え、手荷物紛失証明書(PIR)を記入する
  • スーパーなどで必要最低限の物を購入(購入時のレシートを必ず残す)
  • 荷物の状況を確認しながらも、旅行はおもいっきり楽しむ!

何よりも「旅行を楽しむ」ことが重要だと思います。

子連れに限らず、海外旅行には、色々な問題がつきものですよね。でも、その問題も、後から振り返ると、どれも思い出になります。むしろ、問題が起こったときの方が鮮明に覚えていませんか。

どんな苦難であれ、その時々に起こった状況を最大限に楽しむことが、ある意味、旅行の醍醐味だと思っています。

少ない荷物でも意外に大丈夫なことが分かって、その次の旅行から荷物が少なくなりチョット楽になったよ~。

失敗があるからこそ、次の経験に活かして、より人生を豊かにしていけると思っています。

…すいません、何だかよく分からない話になってきましたね……それでは、この辺で。